イラクのコロナ病棟で火災、60人以上死亡 酸素ボンベが爆発か

画像提供, Reuters
イラクで12日、病院の新型コロナウイルス患者の隔離病棟で火災が発生し、60人以上が亡くなった。
火災があったのは、南部ナシリアのアル・フセイン病院。出火の原因は明らかになっていないが、酸素ボンベが爆発した後に起きたという情報もある。
国営メディアによると、64人が死亡し、70人近くが負傷した。
イラクのムスタファ・アル・カデミ首相は、この病院の院長の逮捕を命じた。患者の家族らは、病院の建物前で抗議を行っている。
ロイター通信によると、警察との衝突も発生し、警察車両2台に火が付けられた。
AFP通信によると、火災のあった病棟は3カ月前に建てられたばかりで、ベッド70床を抱えていた。地元の保健当局によると、出火当時、少なくとも63人が病棟内にいたという。
ロイター通信の取材に応じた病院の警備員は、「コロナ病棟の中から大きな爆発音がして、すぐに火の手が上がった」と述べた。病棟内の捜索は今も続いている。
同国では4月にも、首都バグダッドの病院で酸素ボンベが爆発し、少なくとも82人が死亡する事故があった。この事故を受け、当時の保健相が辞任している。
イラクでは長年続く戦争や整備不足、汚職といった問題に加え、新型ウイルスのパンデミックのため、医療サービスに深刻な影響が出ている。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、イラクではこれまでに140万人が感染し、1万7000人以上が亡くなっている。
また世界保健機関(WHO)によると、1回目のワクチン接種を終えたイラク国民は、人口4000万人のうちわずか100万人超ほどだという。






