香港民主派議員の資格剥奪、中国に取り消しを要求 英米など5カ国
ジェイムズ・ランデール、外交担当編集委員

画像提供, Reuters
イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの5カ国の外相は18日、共同声明を発表し、中国が香港での批判的な声を封じ込めるために組織的活動を行い、国際的な義務に違反していると非難した。
5カ国の外相は、11日に恣意(しい)的に議員資格を剥奪された香港立法会(議会)の民主派4人について、復職させるよう中国政府に求めた。
6月に香港での反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」(国安法)を施行するなど、中国は香港への支配を強めており、国際的な不安感が高まっている。
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イギリスなど5カ国は国安法について「深刻な懸念」を表明。香港の自由と自治を守るという法的拘束力のある約束に、中国は明らかに違反しているとしている。
また、中国政府が香港市民の代表者選出の権利を損ない、香港での批判的意見を封じ込めようとしていると非難。
香港の安定と繁栄のためには、香港市民が当然の懸念を表明することが不可欠だと、5カ国の外相は主張している。
5カ国は民主派4人の議員資格剥奪を取り消し、国際社会の主要メンバーとしての約束を守るよう中国に強く求めているが、今後経済制裁によって政治的圧力を強めるかは疑問だ。
イギリスと中国は1984年に、「一国二制度」の下に香港が1997年に中国に返還されることで合意した。香港は中国の一部になるものの、返還から50年は「外交と国防問題以外では高い自治性を維持する」ことになった。











