イスラム教のメッカ大巡礼始まる 感染対策で外国人禁止

Workers clean while a few pilgrims pray in front of the Kaaba, Islam's holiest shrine, at the Grand Mosque complex in Saudi Arabia's holy city of Mecca on 27 July 2020

画像提供, AFP

画像説明, メッカでは巡礼者を受け入れる準備が進められた(7月27日)

世界各地のイスラム教徒がサウジアラビアの聖地メッカを訪れる、毎年恒例の「ハッジ」が始まる。新型コロナウイルスの影響で、今年は大幅に規模が縮小されている。

新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)を抑えるため、国外からの巡礼は禁止された。

例年は約200万人の巡礼者が訪れるが、今年は1万人ほどと見込まれている。

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巡礼者の大多数は通常、国外からやって来る。ただ今年は、外国人で巡礼が認められるのは、サウジアラビアに居住している人だけだ。

AFP通信によると、先週末からメッカに到着し始めた巡礼者らは、体温測定とウイルス検査を受ける。

巡礼の前後には隔離される。マスクは常時、着用しなくてはならない。

動画説明, セルフィーは禁止、経済効果も イスラム聖地巡礼「ハッジ」とは
Transparent line

ムハンマド・サーリフ・ベンテン巡礼担当相は、巡礼者は自宅で隔離生活を送った後、メッカのホテルでさらに4日間の隔離をすると、サウジアラビアの衛星テレビ・アルアラビヤに語った。

サウジアラビアでは、新型ウイルスの感染者が27万人以上確認されており、死者は3000人近くに上っている。中東では最大規模の感染国となっている。

3月には大部分の市や町で、すべての時間において外出を禁止するなど、厳格な感染防止対策を取った。先月になってやっと、ロックダウン(都市封鎖)が解除された。

ハッジとは

イスラム教の教えでは、少なくとも一生に1度のメッカ巡礼は、健康で財力があるイスラム教徒にとって、正しく責任ある人生を送るために果たすべき「五行」の1つとされている。

巡礼者はメッカにあるカーバ神殿の周りでアラー(神)に祈りをささげる。

他にも祈りを行い、世界における自らの目的意識を新たにする。

Map of Saudi Arabia
画像説明, ハッジの巡礼者はサウジアラビア(SAUDI ARABIA)のメッカ(Mecca)を目指す