米上院議員が女児出産 現職で初

Ms Duckworth

画像提供, Getty Images

画像説明, ダックワース議員はイラク戦争退役軍人。陸軍のヘリコプター操縦士として勤務中に両脚を失った

タミー・ダックワース米上院議員(50)が9日、女の子を出産した。現職上院議員の出産は初めて。

民主党所属でイリノイ州選出のダックワース議員はツイッターで、二女メイル・パール・ボウルスビーちゃんの誕生を報告した。議員は家族や医師団に感謝したほか、「パール・ボウルスビー」とは夫の大叔母の名前で、第2次世界大戦中に看護師として勤務した女性だと説明した。

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ダックワース議員はイラク戦争退役軍人。陸軍のヘリコプター操縦士として勤務中の2004年、ヘリの墜落で両脚を失った。

連邦議会の下院議員を経て2016年秋に上院に初当選し、身体障害のある初の女性上院議員となった。

米メディアによると、連邦政府の公選ポストに在任中に出産するのは、これで10人目。これまでに9人の米連邦議会議員が出産しているが、いずれも下院議員だった。ダックワース氏も下院議員だった2014年に、長女アビゲイルちゃんを出産している。

Duckworth and her daughter

画像提供, Reuters

画像説明, ダックワース議員は今年1月、議会開会式に長女アビゲイルちゃんを連れて登院した

ワシントン郊外の病院でメイルちゃんを出産したダックワース議員は、「子育ては女性だけの問題ではありません。経済問題で、男女を問わず全ての人の親に影響する問題です」とコメントを発表した。

「母親業と上院議員の職務のバランスをとるのは大変ですが、働きながら子育てをするのは私だけではもちろんないし、特に変わったことでもありません。むしろ子供たちがいるおかげで、自分の職務に熱意がもてるし、あらゆる勤労家庭のために戦おうという強い気持ちになります」

出産を最初に伝えたイリノイ州シカゴの地元紙シカゴ・サンタイムズによると、超党派の上院議員たちが3月、連邦議会でダックワース議員のために出産前祝パーティーを開いたという。

議員は今年1月、同紙に対して、第二子を授かるのは「大変だった」と話した。

「体外授精サイクルを何度も繰り返して、流産も経験しているので(妊娠できて)とてもありがたい」と議員は話していた。

ダックワース議員の母親はタイ出身。アジア系米国人女性として、数少ない連邦議会議員の1人だ。

今年に入って議員は、乳幼児を子育て中の母親を支援する複数の法案を議会に提出している。赤ちゃんに母乳を与えたり搾乳(さくにゅう)できる場所を空港に確保するよう義務付ける法案も、そのなかに含まれる。