ウクライナ侵攻1年、各地で節目の式典 ゼレンスキー氏は戦死兵の遺族に勲章授与

動画説明, ウクライナ侵攻1年、各地で節目の式典 ゼレンスキー氏は戦死兵の遺族に勲章授与

ウクライナは24日、ロシアの侵攻開始から丸1年を迎えた。

ロシア軍が人道に対する犯罪を犯したとされる、首都キーウ近郊のブチャなどウクライナ各地では、侵攻開始から1年の節目の式典が開催された。

キーウで開かれた式典に出席したウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、集まった兵士らに向けて厳しい表情で演説した。

その後、戦死した兵士の遺族に勲章を手渡したり、兵士らと固く握手を交わした。

ゼレンスキー氏は、メッセージアプリ「テレグラム」に国民へのメッセージを投稿し、「2月24日、何百人ものウクライナ人は選んだ。白旗をあげるのではなく、青色と黄色の旗を。逃げるのではなく、立ち向かうと。敵に立ち向かうと。抵抗しもがくことを」と述べた。

「痛み、悲しみ、信念、そして団結の1年だった。そして今年は、私たちにとって無敵の年になる。私たちの勝利の年となることを、私たちは知っている!」

ビデオ演説では、「現在、一時的な占領下にある国民に伝えたい。ウクライナはあなた方を見捨てたり、忘れたり、諦めたりしない。何としてでも我々はすべての領土を解放する。ウクライナがもとに戻るためにあらゆることを行う。そしていま、海外に留まることを余儀なくされている全ての人に伝えたい。我々はあなた方がウクライナに戻れるよう、全力を尽くす。それを可能にするために、あらゆる手だてを尽くすと」と、国民に語りかけた。

「我々は戦い、捕虜となった兵士を一人残らず連れ戻す。こうしたこと全てがそろって初めて、勝利と言える」

その上で大統領は、「ウクライナに栄光あれ!」と演説を締めくくった。

イギリスでは現地時間24日午前11時すぎ、ウクライナへの敬意と支持を示す1分間の黙とうが行われた。

今月初めにロンドンのバッキンガム宮殿でゼレンスキー氏と面会したチャールズ国王は、ウクライナの「驚くべき勇気と回復力」を称賛した。そして、ウクライナの人々は「国に対するいわれのない全面的な攻撃により、想像を絶する苦しみを受けている」とした。

また、世界がこの1年間、「ウクライナ人が不必要な苦しみにさらされているのを、恐怖におののきながら見ていた」中、イギリスとその同盟国からの支援は「心強い」ものだったと付け加えた。