帰国拒否のベラルーシ選手をポーランドが保護 冷戦時代を連想する事態

動画説明, 帰国拒否のベラルーシ選手をポーランド受け入れ 冷戦時代を連想

東京オリンピックに出場した東欧ベラルーシの女子陸上選手が1日、代表チームの運営について不満を公言した後、コーチらに強制帰国させられそうになり、帰国を拒否した問題で、選手は2日午後、都内のポーランド大使館に入った。ポーランド政府は同日、選手に人道査証(ビザ)を発行した。国際オリンピック委員会(IOC)は3日、正式調査に着手したと明らかにした。

ポーランドのマルチン・プシダチ外務次官は、クリスティナ・ティマノフスカヤ選手(24)が「スポーツ選手としてのキャリアを続けられるよう必要なことはなんでもする」用意がポーランド政府にあると話した。

ベラルーシの代表チームは、ティマノフスカヤ選手の出場を取り消したのは精神状態が理由だとしている。

アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が1994年から長期政権を維持するベラルーシでは、独裁政権に批判的な反体制派を弾圧している。大統領が6選を決めた昨年8月の選挙後、国内各地の大規模な抗議は厳しく摘発され、多くのベラルーシ人が国を脱出した。特に隣国ウクライナ、ポーランド、リトアニアを目指す人が多い。

BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員が報告する。