ツイッター、NYタイムズの認証マークを削除 料金払わずマスク氏が批判

米ツイッターが有料化した認証マークをめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズは料金の支払いを拒否したため、2日に青色の認証マークを失った。

ツイッターは、アカウントが本物だと示す認証マークを1日から有料にすると発表していた。現在、青色のマークが付いていて料金を支払っていないアカウントから、マークの削除を進めている。

ツイッターのフォロワーが5500万人近くいるニューヨーク・タイムズは、他のいくつかの組織や有名人らと同様、認証マーク料は支払わないと表明している。

同紙の広報担当は、会社と記者個人の両方のアカウントで支払いを拒むと説明。ただ、「取材で不可欠となるまれなケース」は例外だとしている。

ツイッターを買収したイーロン・マスク氏は、同紙を繰り返し批判。「ニューヨーク・タイムズの本当の悲劇は、そのプロパガンダが面白くすらないことだ」、「同紙のフィード(配信情報)はツイッターの下痢レベルだ。読むに堪えない」などと侮辱的なツイートをしてきた。

今回の件で、ツイッターは公式なコメントを出していない。ニューヨーク・タイムズは、マスク氏のコメントに反応を示していない。

企業は月1000ドル

ツイッターは昨年12月、3色の認証マークを導入した。金色はビジネス組織、灰色は政府系や多国籍の組織、青色は個人のアカウントに使われている。

ツイッターの新たなルールでは、認証マークをアカウントに付けるには、ビジネス組織であれば月1000ドル(約13万円)、個人の場合は月8ドル(約1000円)を支払わなくてはならない。

これはツイッターに収益をもたらす。だが、認証プロセスを経ていないアカウントについて、本物となりすましの見分けが難しくなるとの懸念が出ている。

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認証マークの維持のために、すべての組織が料金を支払わなければならないのかは不明だ。

ニューヨーク・タイムズはツイッターの内部文書を引用する格好で、フォロワー数で上位1万位に入る組織は新ルールの適用から除外されると報じている。

拒否のアカウントにもまだ

認証マーク料を支払わないとしてきたCNN、ロサンゼルス・タイムズ、ワシントン・ポストなど多くの米報道機関のアカウントに現在、金色のマークが付いている。

ニューヨーク・タイムズの関連アカウント(ニューヨーク・タイムズ・アーツ、ニューヨーク・タイムズ・トラベルなど)にも、金色のマークが付いている。

青色のマークの削除は、徐々に進められているもようだ。ワシントン・ポストはツイッターの元従業員の話として、大部分が手作業によるためだと報じている

米バスケットボールのレブロン・ジェイムズ選手など、ツイッターに料金は支払わないと表明している有名人のアカウントにも、まだ青色のマークがついている。新たな有料制度を批判している米ラッパーのアイス-T氏のアカウントにも青色マークが残っている。