エリザベス英女王、ぎっくり腰で戦没者追悼式を欠席 「残念」と

エリザベス英女王(95)は14日、ロンドンで行われた毎年恒例の戦没者追悼式に欠席した。英王室は、女王がぎっくり腰で腰を痛めたからだと説明。女王は公務の中でも戦没者追悼式への出席をきわめて重視しているだけに、欠席は「残念」だと話しているという。

英王室は声明で、「女王は腰をひねって痛めたため、とても残念な思いだが今朝、セノタフ(慰霊碑)で本日行われる戦没者追悼式には出席できないと判断した」と説明。「女王陛下は、式典に出席できなくなり、残念に思っている」という。

エリザベス女王は10月下旬に検査入院をした後、医師の助言で静養を続け、スコットランド・グラスゴーで開かれた国連の気候対策会議COP26にも欠席した。それでもこの戦没者追悼式だけは出席すると「強い意志」があると、王室は説明していた。

式典ではロンドンの慰霊碑に女王の代理として、昨年同様にチャールズ皇太子が花輪を手向けた。感染対策をとりながらの昨年の式典では、女王は慰霊碑から離れた場所で式次第を見守っていた。

第2次世界大戦中に10代だった女王は、全軍の総司令官として、セノタフでの式典出席を重視している。女王即位後に欠席したのはこれまでに6回しかない。そのうち4回は外国訪問中で、1959年と1963年の2回にはそれぞれ妊娠中だった。

英PA通信によると、女王が腰を痛めたことと、医師に静養を勧められたこととは、無関係だという。

医師団は女王に11月半ばまで静養するよう助言している。この間、女王は主にウィンザー城で過ごしながら、ビデオ会議で各国大使と会談したり、COP26の開会のあいさつを録画するなど、非対面の公務は一部こなしていた。

13日に成果文書採択と共に閉会したCOP26について、首相官邸で14日に記者会見したボリス・ジョンソン英首相は、女王とは恒例の面会をする機会が先週あり、女王は「とてもお元気」だと話した。