【東京パラ】 新競技バドミントン、里見が金 日本女子勢は1日でメダル5個獲得

Tokyo 2020 Paralympic Games - Badminton - Women's Singles SU5 Group Play Stage - Group A - Yoyogi National Stadium, Tokyo, Japan - September 3, 2021. Ayako Suzuki of Japan in action against Zehra Biyik of Turkey REUTERS/Thomas Peter

画像提供, Reuters

画像説明, 鈴木亜弥子は4日、銀と銅の2個のメダルを手にした。写真は3日の予選リーグ

東京オリンピックは4日、今大会で初採用のバドミントンがあり、里見紗李奈(23)が女子シングルスWH1で金メダルを勝ち取った。他のクラスでも日本女子勢のメダル獲得が相次ぎ、銀1個、銅3個のメダルラッシュとなった。

国立代々木競技場であったバドミントンの女子シングルスWH1(車いす)決勝は、里見とスジラット・ポーカン(35、タイ)が対戦。ポーカンは第1ゲームを取り、第2ゲームも15-9とリードを広げ、優勝に大きく近づいた。

しかし里見は、ここから9ポイント連取するなどし、このゲームを奪取。最終ゲームも序盤はポーカンが先行したが、里見が逆転し、ゲームカウント2-1で勝利した。

大会主催者側は、マッチポイントを取って喜ぶ里見の動画をツイッターに投稿した

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NHKによると、里見は高校3年の時に交通事故に遭い、車いすでの生活となった。パラバドミントンは、2017年に本格的に始めた。

里見は試合後、「信じられないぐらいうれしい。夢みたいです」と喜びを表現。

「1ゲーム目を簡単にとられて不安になりましたが、コーチから勝ちたい気持ちが強いほうが勝つと言われ、気持ちを盛り上げながら試合をしました」と、振り返った。

里見は5日、ダブルスWH(車いす)の決勝にも出場し、2個目の金メダルを狙う。

鈴木は単複、伊藤は複でメダル

女子シングルスSU5(上肢障害)決勝では、鈴木亜弥子(34)が楊秋霞(23、中国)に0-2で敗退。金は逃したが、銀メダルを手にした。

鈴木は試合後、「自分の中でもっと粘れるかなと思っていましたが、それができなくて悔しいです」と、涙ながらに話した。

鈴木はその約2時間後、伊藤則子(45)と組んだ女子ダブルスSL3(下肢障害)-SU5の3位決定戦にも出場。フランスのレナイ・モラン(30、SL4)、フォスティーヌ・ノエル(27、SL4)ペアに2-0で勝利し、伊藤と共に銅メダルを獲得した。

毎日新聞によると、鈴木は生まれつき右腕に機能障害があり、右腕を肩から上に上げられない。両親や姉の影響で、小学3年でバドミントンを始めた。健常者に交じってプレーし、高校時代は団体で全国高校総体に出場。ダブルスでは全国大会で2位になった。パラバドミントンは大学3年の時に大会に初参加したという。

NHKによると、鈴木は世界選手権を制覇し、2010年には現役を引退。一般企業に就職した。しかし、東京パラリンピックでバドミントンが競技に採用されたことで、復帰を決めたという。

一方の伊藤は幼少時、病気により右足の一部を切断。義足を使用している。今大会ではダブルスだけに出場した。

伊藤は試合後、「いいかたちで終われてよかったです」と話した。

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日本人対決、杉野が制する

女子シングルスSU5(上肢障害・立位)の3位決定戦は、日本選手同士の対戦となった。第1ゲームは杉野明子(30)、第2ゲームは亀山楓(26)が取り合い、勝負は最終ゲームへ。

序盤から杉野がポイントを重ね、13-4と大きくリード。しかし亀山は、ここから5ポイント連取して食い下がった。だが終盤は再び杉野が攻勢に出て、21-13でこのゲームを奪い、銅メダルを決めた。

NHKによると、杉野は左腕を曲げられない障害がある。

杉野は試合後、「(亀山は)一緒に苦しい所を乗り越えてきた仲間なので、だからこそ正々堂々戦って、自分が今回勝ちましたけど、お互いをたたえ合っていきたいなと思います」と話した。

山崎が銅、5日に里見と複決勝へ

女子シングルスWH2(車いす)3位決定戦は、山崎悠麻(33)が2-0でエミネ・セジュキン(41、トルコ)を下し、銅メダルを手に入れた。

第1ゲームこそ中盤まで競り合いが続き、山崎が21-16で取った。しかし第2ゲームになると、山崎が9ポイント連続で取る場面があるなど、セジュキンを圧倒。21-8で取って勝利を決めた。

A handout photo made available by the OIS/IOC showing Yuma Yamazaki of Japan and Sarina Satomi of Japan playing against Jung Kum Kang of South Korea and Sun Lee of South Korea in the Women's Doubles WH Badminton Group Play Stage at the Yoyogi National Stadium, during the Tokyo 2020 Paralympic Games, Tokyo, Japan, 02 September 2021.

画像提供, EPA

画像説明, 里見紗李奈と組んだダブルスでプレーする山崎悠麻(2日)。4日のシングスでは銅メダルを獲得した

NHKによると、山崎は高校1年の時に交通事故に遭い、腰から下の感覚を失った。パラバドミントンは2014年に本格的に始めたという。

試合後、「目標だった銅メダルをとれて本当にうれしいです。やりたいプレーがきちんとできて、体も動いてくれていい試合ができました」と話した。

山崎は里見と組んだダブルスで、5日にダブルスWH(車いす)の決勝に臨む。

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