【東京パラ】 ボッチャで杉村が日本初の金 競泳の木村は銀、車いすテニス日本ペアも銅

Tokyo 2020 Paralympic Games - Swimming - Men's 100m Breaststroke - SB11 Final – Tokyo Aquatics Centre, Tokyo, Japan - September 1, 2021. ilver medalist Keiichi Kimura of Japan celebrates on the podium REUTERS/Marko Djurica

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画像説明, 銀メダルを勝ち取った競泳男子の木村敬一

東京パラリンピックは1日、ボッチャ個人BC2で杉村英孝(39)が、同競技で日本勢初となる金メダルを勝ち取った。競泳男子の木村敬一(30)も銀メダルを獲得。車いすテニスの諸石光照(54)・菅野浩二(40)ペアは日付をまたいだ試合で2日未明、銅メダルを手にした。

ボッチャは、選手が赤と青に分かれてボールを投げ合い、どれだけ多く自分のボールを的球(ジャックボール)に近づけられるかを競う。

個人BC2(脳原性疾患)決勝は有明体操競技場であり、日本のキャプテンの杉村と、2016年リオデジャネイロ大会王者のワッチャラポン・ウォンサ(30、タイ)が対戦。

杉村は第1エンドで2点を先取すると、その後もジャックボールに的確にボールを寄せ続けた。第2エンドから最終第4エンドまで、杉村は着実に1点ずつ加点。一方で、ウォンサに得点を許さず、5-0で完封勝利した。

「自分自身びっくり」

NHKによると、杉村選手は生まれた時から脳性まひの障害があり、19歳の時に障害者施設の職員の勧めでボッチャを始めた。パラリンピックは3大会連続でキャプテンに。リオ大会では団体で銀メダルを獲得した。現在の世界ランキングは2位。

表彰式後のインタビューで杉村は、「ボッチャ競技を始めて20年近くになるが、こんな素晴らしい舞台に立って、優勝することができた。自分自身もびっくりしているんですけど、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と、金メダル獲得の心境を語った。

そして、「東京大会でしっかり結果を残して、さらにボッチャの知名度を上げたいという気持ちでいましたので、個人としても、こういう結果を取ることができてうれしく思っています」と話した。

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木村が3大会連続メダル

東京アクアティクスセンターであった競泳は、男子100メートル平泳ぎSB11(視覚障害)で木村が、3大会連続のメダル獲得に挑んだ。

予選は全体3位で通過。決勝はスタートから力強い泳ぎで、50メートルをトップで折り返した。

終盤は、木村とロヒール・ドルスマン(22、オランダ)の激しい金メダル争いに。木村は最後まで粘ったが、ドルスマンがかわし、1分11秒22のタイムで優勝した。木村は0秒56差でフィニッシュし、銀メダルを勝ち取った。銅メダルは楊博尊(35、中国)が手にした。

ドルスマンは400メートル自由形S11、200メートル個人メドレーSM11でも優勝しており、この日の勝利で今大会3個目の金メダルを獲得した。

Tokyo 2020 Paralympic Games - Swimming - Men's 100m Breaststroke - SB11 Final – Tokyo Aquatics Centre, Tokyo, Japan - September 1, 2021. Gold medalist Rogier Dorsman of the Netherlands celebrates on the podium next to silver medalist Keiichi Kimura of Japan and bronze medalist Bozun Yang of China

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画像説明, 表彰台に並んだ木村(左)とロヒール・ドルスマン(中央)、楊博尊

木村はレース後のインタビューで、「最初の個人メドレーでメダルを取れなかったので、すごくほっとしております」と述べた。

また、「よくて銅メダルかなとちょっと思ったこともあったので、僕の中ではすごく、この種目で銀メダルというのは満足しています。まだ(金メダル獲得の)目標は達成できていないので、そこに向けてしっかりと切り替えて行きたいと思います」と話した。

木村は3日に、100メートルバタフライS11に出場する。NHKによると、木村は2歳の時に病気で視力を失い、小学4年で水泳を始めた。リオ大会まで3大会に連続出場し、メダル6つを獲得。2018年以降はアメリカに拠点を移している。

日本ペアが日付またぐ接戦制する

Japan's Mitsuteru Moroishi (right) and Koji Sugeno compete against Great Britain's Andy Lapthorne and Antony Cotterill in the Wheelchair Tennis Quad Doubles Bronze Medal Match at the Ariake Tennis Park during day eight of the Tokyo 2020 Paralympic Games in Japan. Picture date: Wednesday September 1, 2021. PA Photo. See PA story PARALYMPICS Tennis. Photo credit should read: John Walton/PA Wire.

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画像説明, 車いすテニスの諸石光照(右)・菅野浩二ペア

車いすテニスは、有明テニスの森でクアード(上下肢障害)ダブルス(混合)の3位決定戦があり、諸石・菅野ペアとイギリスのアントニー・コトリル(41)・アンディ・ラプソーン(30)が対決した。

第1セットは日本ペアが7-5、第2セットはイギリスペアが6-3で取り、最終セットに。イギリスペアが第3ゲーム、菅野のサーブをブレークしたが、日本ペアは第4ゲームですぐにコトリルのサーブをブレークバックした。

第7ゲームでもイギリスペアが再びブレークしたが、日本ペアは次のゲームでまたすぐブレークバック。その後は互いにキープを続け、日本6-5で第12ゲームに入った。デュースにもつれると、日本ペアが2ポイントを連取し、勝利を決めた。

この試合は1日午後9時前に始まったが、雨のため一時中断。屋根のあるセンターコートに移動して再開した。試合時間計3時間の接戦が終わったのは、2日午前2時1分だった。

試合後のインタビューで菅野は、「なんとかメダルが取れたので、本当にうれしいです」と涙ながらに話した。諸石は、「最後は気力で、2人の思いで勝ったなと思います」と述べた。

順位