【東京パラ】 競泳女子の山田が銀、最年少メダリストに 男子の鈴木も銅

東京パラリンピックは25日、競技が始まった。東京アクアティクスセンターであった競泳では、女子の山田美幸(14)が日本勢メダル第1号となる銀メダルを獲得した。男子の鈴木孝幸(34)も銅メダルを勝ち取った。

山田は中学3年生。日本のパラリンピック史上最年少のメダリストになった

これまでは、1984年ニューヨーク大会で16歳で銅メダルを獲得した、陸上男子の嶋津良範さんが最年少記録を持っていた。

山田はこの日、100メートル背泳ぎS2(運動機能障害の程度が2番目に重いクラス)に出場。予選は全体3位のタイムで決勝に進んだ。

NHKによると、山田は生まれた時から両腕がなく、両足にも障害がある。

「開き直った」

決勝では、スタートから飛び出し、力強いキックで25メートルをトップで通過。50メートルを2位で折り返すと、リズムよくキックを打ち続け、そのまま順位を保ってフィニッシュした。タイムは2分26秒18だった。

金メダルはピン・シゥ・イプ(シンガポール)、銅メダルはファビオラ・ラミレス(メキシコ)が勝ち取った。

山田はレース後のテレビインタビューで、「銀を取れると思っていなかった。すごくうれしいです」と喜びを表現。

「予選であれだけ緊張したんだから、決勝ではそれ以上緊張することは間違いなしと思った。開き直って、形だけでも笑顔をつくって楽しんでいこうと思った」と話した。

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6個目のメダルを獲得

鈴木は5大会連続のパラリンピック出場。NHKによると、生まれた時から両足と右手がなく、左手の指にも障害がある。祖母のすすめで、6歳のころに水泳を始めたという。

この日は、50メートル平泳ぎSB3(運動機能障害の程度が3番目に重いクラス)の予選を5位で通過。

決勝ではスタートが決まり、序盤で先頭争いを繰り広げた。終盤は接戦となったが、追い上げるエフレム・モレリ(イタリア)を0秒10差でかわし、49秒32のタイムで銅メダルを獲得した。パラリンピックで手に入れたメダルはこれで6個となった。

金メダルは46秒49の世界記録を出したロマン・ジダーノフ(ロシア・パラリンピック委員会)、銀はミゲル・ルケ(スペイン)が勝ち取った。

鈴木はレース後、「銅メダルを取れたのでよかったと思います。また気を引き締めて、これからもメダル取れるようにがんばりたいと思います」とインタビューで話した。