【東京五輪】 ボクシングの入江、日本女子で初の金 レスリングの屋比久は銅

東京オリンピックは3日、ボクシング女子フェザー級の決勝があり、入江聖奈(20)がネスティー・ペテシオ(フィリピン)に判定勝ちして金メダルを獲得した。日本の女子がボクシングで優勝したのは初めて。一方、レスリングでは男子グレコローマンスタイル77キロ級で、屋比久翔平が銅メダルを勝ち取った。

国技館で7月24日から開かれてきた女子フェザー級で、入江は3試合を勝ち進み、31日の準決勝はイギリスのカリス・アーティングストールと対戦。判定3-2で勝って、この日の決勝に進んでいた。

入江は第1ラウンドから積極的に攻めた。左ストレートを決めるなどし、ジャッジ5人全員が入江を優勢と判定した。

第2ラウンドはペテシオが力強いパンチを連発。いくつかが入江の顔面をとらえた。ジャッジ4人がペテシオ優勢とした。

勝負は最終第3ラウンドへ。ペテシオに疲れが見え出した一方、入江は細かいステップを踏み続けた。ストレートとアッパーの鋭さも落ちなかった。

このラウンドは入江が取り、合計5-0の判定で入江が勝利した。

「金メダルを何回も見たい」

入江は表彰式後のインタビューで、勝った瞬間の気持ちについて聞かれ、「何も覚えてなくて、気がついたら着替えていた」と話した。

現在の心境は、「夢みたいで、今も夢の中のような気がする」、「(世界王者に)実際になってみると実感がわかなくて、金メダルを何回も見たいと思う」と表現。

最終ラウンドについては、「無我夢中で覚えていないが、13年間を出せるように頑張った」と振り返った。

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屋比久は逆転で3位に

幕張メッセであったレスリングは、男子グレコローマンスタイル77キロ級の3位決定戦に屋比久が臨んだ。

屋比久は前日、1回戦を勝利したが、2回戦でタマシュ・レーリンツ(ハンガリー)に敗れ、銅メダルをかけた戦いに回った。

3位決定戦は、モハンマダリ・ゲラエイ(イラン)が第1ピリオドを3-0でリード。しかし屋比久は第2ピリオド、腹ばいになった相手を持ち上げ、投げ技を決めて逆転。さらに、飛びかかってくる相手を返し技で倒して13-3とし、テクニカルフォール勝ちを収めた。

屋比久は試合後のインタビューで、「2回戦で負けてチャンスが転がって来て、悔しさをばねに銅メダルを取ってやるという気持ちでいたので、取れてよかった」と話した。

同種目の優勝はレーリンツ、準優勝はアクジョル・マフムドフ(キルギス)だった。

この日はまた、女子フリースタイル68キロ級の3位決定戦に土性沙羅が臨んだが、アラ・チェルカソワ(ウクライナ)に敗れた。金メダルはタミラマリアナ・ストックメンサ(アメリカ)、銀はブッレシング・オボルドゥドゥ(ナイジェリア)が獲得した。