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マクドナルドが韓国BTSとコラボ、インドネシアでは営業停止騒ぎに
世界で最も人気のある男性アイドルグループと、世界で最も有名なハンバーガーチェーンがコラボレーションするとどうなるか?
どうやら答えは、「すさまじい大混乱」のようだ。
米マクドナルドはこのほど、K-POPグループ「防弾少年団(BTS)」とのコラボ商品を発表し、世界各国で売り出している。しかしインドネシアでは、多くの店舗が高い需要に追いつけず、営業停止に追い込まれてしまっている。
また、あまりにも多くの人が注文するため、店舗が新型コロナウイルス感染の新たな「ホットスポット」になる恐れも出てきている。
インドネシア中部スマランでは、市当局がマクドナルド6店舗の営業を数日間停止すると発表。ファジャル・プルウォト長官は、「スマランが再びCOVID-19のレッドゾーンになるのは避けたい」と説明した。
「BTSミール」には、チキンナゲット10個、フライドポテト、コーラ、ソース2種類(スイートチリとケイジャン)が入っている。BTSになじみのない人は、この商品のせいで店舗閉鎖など、反応として大げさすぎると思うかもしれない。
しかし、7人組のBTSの影響力はこうした想像をはるかに超えている。最新シングル「Butter」は、YouTubeでの発表後24時間で1億1300回視聴され、BTSが持っていた世界最速記録を塗り替えた。また昨年発表したアルバムは、テイラー・スイフトなどのスーパースターを抑え、この年にアメリカで最も売れたアルバムとなった。
世界に何百万人もいるBTSのファンは非常に忠誠心が厚く、グループを守ることに余念がない。BTSのイメージを崩すような行為はトラブルに発展することもある。
韓国では先週、最年少の国会議員リュ・ホジョン議員が、BTSのメンバー、ジョングクさんが彫っているタトゥー(入れ墨)の写真を引用し、規制緩和を訴えた。韓国では現在、医師しかタトゥー施術ができない。
これに対してBTSのファンは、グループを政治に巻き込んだと批判し、ソーシャルメディアに非難のメッセージがあふれた。ホジョン議員はその後、この件について謝罪している。
一方、現在マクドナルドが世界49カ国で行っているようなキャンペーンがファンに支持されれば、それは大きな成功につながる。
ビジネス・インサイダーによると、アメリカではBTSミールを発売した初週、店舗への来客者数が12%増加した。
インドネシアでは9日からBTSとのコラボ商品が発売となったが、その大ヒットは予想通りだった。
しかし新型コロナウイルスの影響で、ファンは直接店舗には行かなかった。その代わり宅配サービスを使い、ドライバーを店舗に向かわせた。
写真からは、マクドナルドの店舗で宅配ドライバーがひしめき合っている様子がうかがえる。首都ジャカルタでは、注文を受け取るのに2時間以上かかったドライバーもいたという。
ジャカルタの警察は声明で、マクドナルドの32店舗が一時的に営業停止していると説明。他地域でも閉鎖が相次いでいる。
一方マクドナルドはこの事態に迅速に対応。BTSミールは来月まで販売するため、「製品がなくならないか心配して駆け込む」必要はないと呼びかけた。
マクドナルド・インドネシアのスチ・ランティカ社長はまた、顧客の安全が第一だと付け加えた。
インドネシアでは新型ウイルスの感染者が増加傾向にあり、9日には2月26日以降で最多となる7725人の感染が確認された。