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香港空港でデモと欠航続く、外では警察との衝突も
香港国際空港で行われている反政府デモは13日、2日目に入り、何千人ものデモ参加者が座り込みを行った。出発便の多くが欠航となったほか、深夜には空港の外で警察と参加者が衝突した。
デモ参加者は12日夜にいったん解散したものの、13日に再び空港に集結した。荷物用カートをつかってバリケードを作り、座り込みを行ったため、出発ロビーには混乱が生じた。
また、少なくとも3人の男性が空港内でデモ参加者に暴行された。
この3人は中国本土の警察官の身分証明書を持っていたと報じられているが、中国紙・環球時報の主幹は、このうちの1人は現場で取材していた同紙の記者だと話している。
一部のデモ参加者は、混乱について利用客に謝罪の言葉を書いたプラカードを掲げた。一方、警察による取り締まりが増す中、参加者への暴力に抗議するため目に包帯を巻いた人たちもいた。
11日に香港市内で起きた警察との衝突で負傷した、目から激しく流血している女性の写真は、ソーシャルメディアで広く拡散されている。
一方、デモへのいらだちや怒りをあらわにする利用客もいた。
空港当局は午後4時半以降の便を全て欠航し、利用客に「ただちにターミナルビルを離れるよう」呼びかけた。
また、キャセイ・パシフィックを含む複数の航空会社は、空港による欠航の発表前に数十便をキャンセルした。
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犯罪容疑者の中国本土への引渡しを可能にする「逃亡犯条例」改定案をめぐって始まった反政府・民主化デモは、2カ月以上にわたって続いており、鎮静化の兆しが見えていない。
デモ参加者は、香港が「一国二制度」の下で保持している自由が失われるのではないかと懸念している。
夜になると、空港の外で警察とデモ参加者の衝突が散発的に発生した。
衝突で負傷したデモ参加者を避難させようと空港ビル内に入った人たちに、警棒を手にした防具姿の警官が催涙スプレーを浴びせる場面もあった。
ソーシャルメディアで拡散された動画には、警棒を奪われ襲われた警官が動揺した様子で、デモ参加者に銃を向ける様子が映されていた。
この動画をツイッターに投稿した米紙ウォールストリート・ジャーナルのマイク・バード記者は、「警官が警棒を奪われ、その警棒で殴られた。彼は銃を抜いてデモ参加者に銃を向けた。今晩、誰も殺されなかったのが驚きだ」」とコメントした。
中国が軍を準備か
BBCのスティーヴン・マクドネル中国特派員は、中国の国営メディアが、軍警察が深セン市に集められている映像を公開したと報じた。
マクドネル記者は、香港情勢が「危険な状況に達し」、暴力的な抗議行動が続くと事態は「後戻りできない道」に押し出されてしまうと懸念を示している。
新華社通信は、香港の街中で「暴徒」が「恐怖の空気」を作り出したと伝えている。
また、アメリカのドナルド・トランプ大統領はツイッターに、「我々の情報機関から、中国政府が軍の部隊を香港との境に派遣しているとの情報が入った。みんな落ち着いて安全に!」と投稿した。
記者団に対してトランプ氏は、香港は「ややこしい」状況になっているが、「中国を含む全員にとってうまくいくよう願っている。平和的に、うまくいくよう願っている。誰もけがしないでほしい。誰も殺されないでほしい」と話した。
一方、国連のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は、香港当局に、デモに対して慎重に行動するよう強く訴えた。
香港警察の対応に批判が集まる中、バチェレ氏は「人の多い狭い場所で、警官が個々のデモ参加者に直接催涙ガスを投げつけている場面が、複数確認されている。これによって、死者や重傷者が出るリスクが非常に高くなっている」との声明を発表し、香港警察の対応について調査が必要だと呼びかけた。