【東京五輪】 高飛び込み金の英デイリー選手、観戦中の編み物姿が話題に

英ダイビング界のトップ選手で、LGBTQコミュニティーのロールモデルとしても知られるトム・デイリー選手の、ある姿が注目されている。

東京五輪・水泳の男子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込みで、マティ・リー選手と共に金メダルを獲得したデイリー選手は、1日に行われた飛込女子3メートル決勝を観戦。その最中に趣味の編み物をしている様子を、観客席を映したカメラがとらえていた。

東京体育館の観客席で、イギリス選手団のユニフォームにマスクを着け、紫色の毛糸をたぐりよせる姿に、ソーシャルメディアが飛びついた。

編み物姿が目撃されたのは、3回目の飛び込みの前、優勝した中国の施廷懋選手が2回目の飛び込みを終えたところだった。この日、イギリス選手は出場していなかった。

BBC番組「サンデー・モーニング」のキャサリン・ダウンズ氏は、「トム・デイリーがいます。編み物をしています」とコメント。

「何を編んでいるんでしょう。あの紫色の作品は誰のためなんでしょう」

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2日には、自身の編み物専用インスタグラムアカウントで、友人の飼い犬のために作ったニット服を公開。「きのうプールでも別のを作っていた」と語った。

デイリー選手は以前、編み物は自分の「秘密兵器」だと語っていた。

メダル獲得直後には、金メダルが「傷つかないよう」、「小さなカバー」を作ったと投稿。片方がユニオンジャック、もう片方に日の丸のデザインが入った作品を披露し、「五輪期間中、正気を保たせてくれたのは編み物だった」と語った。

1日の東京体育館での出来事は、ツイッターなどで大きな関心を集めた。

オリンピックイギリス選手団の公式アカウントは、「トム・デイリーがダイビング会場で編み物しているだけ」と、写真を投稿した。

中国の環球時報も、中国のインターネットユーザーが「かわいい!」と反応していると記事を載せた。

イタリアのユーザーからは、「新しいアイドルを見つけた」、「完璧な男性って存在する? する」と熱烈なコメントが寄せられている。

ほかにも、「私にとってデイリーは国宝。それを再確認」、「編み針の売り上げが急上昇しているはず」などの投稿が相次いだ。

デイリー選手の編み物姿は、日本のファンにも好評のようだ。

デイリー選手は2008年に14歳でオリンピックに初出場して以来、イギリスで誰もが知る存在だ。

15歳で世界選手権で初優勝。五輪ではこれまでに銅メダルを2度獲得している。

最も有名なゲイのアスリートの1人として、LGBTQコミュニティーのロールモデル(模範)となった。2017年には夫ダスティン・ランス・ブラックさんと結婚し、翌年には息子ロビーちゃんの父親になっている。

東京大会では新型コロナウイルス対策として、競技の終わった選手は48時間以内に東京を離れなければならない。しかしデイリー選手は、6日から始まる男子10メートル高飛込に出場予定のため、1日の競技を見に来ていたようだ。