「12日間戦争」を振り返る 残る今後への疑問

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「12日間戦争」を振り返る 残る今後への疑問

イスラエル軍が13日にイランの核施設や核科学者、軍幹部らを標的に奇襲攻撃を開始し、イランがそれに応戦して以来、連日続いていた戦いは、アメリカが中東の現地時間22日未明にイランの主要核施設3カ所を空爆したことで、一気に激化し拡大するかと思われた。

これに対してイランは現地時間23日夜、カタールにあるアルウデイド米空軍基地に向けてミサイルを発射した。明らかに用意周到に準備されたこの攻撃で、カタールはミサイルはすべて迎撃したと発表。ドナルド・トランプ米大統領は、アメリカにもカタールにも死傷者は出ていないと述べた。

イランによるこの米軍基地攻撃は事態激化の逆の効果をもたらし、その約5時間後にはトランプ氏が、イランとイスラエルが停戦で合意したと発表。さらにトランプ氏は、米東部時間24日午前1時には「停戦合意が発効した」と発表。これからまもなく、イスラエルは正式に停戦受け入れを発表した。

その後は、停戦発効後にイランがミサイルを撃ったとイスラエルが非難し「テヘラン中心部を攻撃する」と警告したものの、これに対してトランプ氏が激しく怒り、記者団にも強い罵倒表現でイランとイスラエルの双方を非難。その後は停戦が保たれる事態となった。

とはいえ、アメリカによる攻撃でイランの核施設が実際はどれだけの被害を受けたのか、停戦が今後どうなるのか、イランは今後、核開発計画をどうするのかなど、重要な疑問は残る。

トランプ氏が「12日間戦争」と呼ぶ今回の事態を、BBCのジェイムズ・ランデイル外交担当編集委員が振り返る。