アメリカ、ホルムズ海峡での船舶攻撃の停止を誓うようイランに要求

動画説明, 米軍の「強力な」攻撃後、イランで火災が発生(一部無音)
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アメリカとイランの交渉が11日に予定されるなか、アメリカはイランに対し、ホルムズ海峡の開放を公に表明し、商船への砲撃を停止することを公に誓うよう求めている。

米メディアは匿名の当局者の話として、ドナルド・トランプ米大統領の側近たちに対してイランが、海峡での船舶への発砲は誤りだったと非公式に認めたと報じた。報道によると、イラン側は船舶攻撃の責任は、独断で行動した政府内のグループにあると主張している。

ホルムズ海峡で双方が今週展開した攻撃の応酬について、ホワイトハウスは停戦合意違反だとしている。しかし、トランプ大統領は、それでも双方は協議の継続で合意したと述べている。

アメリカとイランは6月17日、停戦合意の覚書に署名した。その中でイランは商船の安全な航行を一部保障した。

BBCがアメリカで提携するCBSニュースは、米政府高官の話として、ホルムズ海峡でイランが商船を攻撃したのは、イラン政権内の強硬派が交渉を妨害しようとしてのことだと、イラン政府が主張していると伝えた。

米政府関係者の一人はCBSに対し、「(イラン側は)交渉の場に戻ってきて、『自分たちのしくじりだ。間違えた。話し合いを続けよう』と言った」のだと語った。

複数報道によると、アメリカの当局者は10日に記者説明を行い、仲介者を通じてイラン指導部に対し、海峡の開放を宣言する声明を発表するよう求めた。さらに、商船への発砲を停止するという声明も、仲介者を通じて要求したという。

ロイター通信によると、「(イランは)その声明を出すか、出さなければ向こうにとって良い結果にならないまでだ」と、米政府筋は話した。

CBSによると、ホワイトハウスはイランに対し、船舶への発砲は誤りだったと公に認めるよう求めている。

オマーンのムサンダムから撮影した写真。岩山に囲まれたホルムズ海峡に数十隻の船舶が写っている。

画像提供, Reuters

画像説明, ホルムズ海峡

米・イランの交渉は11日にオマーンで予定されている。アメリカ側は、J・D・ヴァス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官、中東和平交渉に深く関わってきたスティーブ・ウィトコフ大統領特使とトランプ大統領の義理の息子のジャレッド・クシュナー氏が出席する見通し。

カタールの代表団は10日、緊張緩和とホルムズ海峡の航行円滑化を目的とした協議のため、イランを訪れた。

トランプ氏は10日に自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「イラン・イスラム共和国は我々に『話し合い』を続けるよう求めてきた」と書いた。

「我々はそれに同意したが、合衆国は彼らに対し、停戦は終了したと明確に伝えた!」 とも、大統領は書いた。

湾岸地域では今週初めに戦闘が始まり、アメリカとイランが6月に暫定合意に署名して以来最悪の事態となったが、10日には新たな攻撃は報告されなかった。

では6日と7日にかけて、アメリカが推奨するオマーン領海を通る航路を航行中のタンカーが相次ぎ攻撃された。イランは、唯一「安全な」航路は自国領海を通る別の航路だと繰り返し主張している。

全体状況は米・イランが6月17日、停戦期間の延長と「あらゆる戦線」での紛争終結を目指した14項目の覚書に合意したことで進展した。

合意の一環として、イランとオマーンは、他の湾岸諸国と海峡における「将来の行政運営と海上サービス」を定めるための協議を行う必要がある。

イランは「ペルシャ湾海峡庁」を設立するなどして、海峡に対する主権を主張しようとした。同庁は「安全航行許可」を管理するものだと、イランは説明している。

イランのファルス通信は、アメリカとの合意に基づき、最終的にはイランがオマーンと連携して海峡を管理することになり、船舶が水路を通過する際の「サービス料」を徴収する可能性もあると伝えていた。