イスラエル人の入植者がヨルダン川西岸地区を襲撃、BBCの取材中に

動画説明, イスラエル人の入植者がヨルダン川西岸地区を襲撃、BBCの取材中に
イスラエル人の入植者がヨルダン川西岸地区を襲撃、BBCの取材中に

イスラエル人の入植者らがパレスチナ・ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人住民を襲撃する瞬間を、BBCの特派員が目撃した。

西岸地区のナブルス近郊に住むブラヒム・ハマエルさんが、イスラエル人入植者らに破壊されたというオリーブ畑をルーシー・ウィリアムソン中東特派員に見せていたところ、十数人の入植者らが違法な前哨基地から駆け下り、オリーブ畑を横切って突進してきた。

ウィリアムソン特派員は、これが「突然の、何のいわれもない攻撃だった」と説明した。

入植者らがこちらに向かって来たため、BBCの取材班は道路まで後退し、安全な距離を保って車を走らせた。

数分もしないうちに、周囲の農場や村からハマエルさんの隣人たちが、ゴムパチンコや石を持って集まり、入植者らに立ち向かった。

道路脇の植物には火が放たれ、四輪バイクに乗った入植者らが、畑の真ん中にある農家に向かおうとするボランティアの救急隊員を追い払った。

ナブルスの南に位置するこれらの村に住むパレスチナ人たちは、こうした事態はもはや日常茶飯事なのだと話す。

この地域では毎週、攻撃や対立が起きており、入植者らは畑ごとに土地を乗っ取るため、こうした戦術を使っているという。

地元の入植者評議会は、イスラエル人とパレスチナ人の双方の中に、「挑発を求めている」集団がいるとして、「強く非難する」と述べた。

西岸での入植地建設は国際法上、一般的に違法とされており、イスラエルとパレスチナの間で最も対立している問題の一つ。

イスラエルの反入植監視団体「ピース・ナウ」によると、ヨルダン川西岸と東エルサレムでは約160カ所の入植地に合わせて約70万人の入植者が暮らしている。パレスチナ人は、これらの土地に独立国家を樹立したいと考えている。