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フェイスブック、初のユーザー減 豪州では刑事告訴される
ソーシャルメディア大手のフェイスブックは2日、18年前の創業以降で初めて、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が減少に転じたと明らかにした。一方、オーストラリアでは3日、同社が詐欺広告をめぐって刑事告訴された。
フェイスブックの親会社メタは、昨年10~12月期のDAUが19億2900万人で、前年同期の19億3000万人から減ったと説明した。
また、動画共有アプリTikTok(ティックトック)やユーチューブなどのライバルとの競争にさらされ、売り上げの伸びが鈍くなっているとした。また、広告主が出費を削っているという。
メタの株価は2日、ニューヨークの時間外取引で、同日終値から20%以上下落した。
これにより、同社の株式時価総額は約2000億ドル(約23兆円)減じた。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、特に若いユーザーがライバルのサービスを利用するようになり、売り上げに影響が出たと述べた。
同社はまた、アップルのOS(オペレーティングシステム)がプライバシー対策の変更をしたことも打撃となったとした。
昨年10~12月期の売上高は、前年同期より増えて336億7000万ドルと、市場予想をわずかに上回った。売り上げの多くは広告による。
同社は今年1~3月期の売上高を、270億~290億ドルと予想している。これはアナリストらの予想を下回っている。
詐欺広告めぐり刑事告訴
オーストラリアでは3日、富豪のアンドリュー・フォレスト博士が、フェイスブックを刑事告訴した。自らの画像が使われた詐欺広告が流れるのを、フェイスブックが防がなかったと主張している。
フォレスト氏はフェイスブックについて、暗号通貨詐欺の拡大に絡んで、オーストラリアの反マネーロンダリング(資金洗浄)に違反したとしている。
同氏によると、フェイスブックが刑事裁判の可能性に直面したのは、世界で初めてだという。
刑事告訴は3月28日に西オーストラリアの裁判所で審理される。訴えが認められれば、フェイスブックは罰金の支払いか、広告の変更を命じられる可能性がある。
フォレスト氏は、フェイスブック本社がある米カリフォルニア州でも民事訴訟を起こしている。
フォレスト氏は声明で、「罪のないオーストラリア国民がソーシャルメディアのクリックベイト広告で詐欺被害にあっていることを懸念している」、「私はオーストラリア国民のために行動している。ただこれは世界中で起きている」とした。
フェイスブックの親会社メタは、フォレスト氏の訴えについてコメントしていない。だが、「そうした人(詐欺師)たちに私たちのプラットフォームが利用されないよう努めている」とした。
フォレスト氏は鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズの会長。問題の広告は2019年前半に現れるようになったという。
フェイスブックは偽の投資を呼びかける広告などを禁止しているが、現在も多数表示されている。
フォレスト氏は2019年11月にザッカーバーグCEO宛てに公開書簡を送り、対策を求めていた。