【東京五輪】 男子4×100リレー、米予選落ちでC.ルイス氏酷評 日本は決勝へ

東京オリンピックの陸上男子4×100メートルリレーで、強豪国アメリカが5日の予選で敗退した。米陸上界の伝説的選手、カール・ルイスさんは「まったく恥ずかしい」と酷評した。日本とイギリスは予選を着順で通過し、6日の決勝に進んだ。

アメリカは予選2組に出場。トレイヴォン・ブロメル、フレッド・カーリー、ロニー・ベイカー、クレイヴォン・ギレスピーの4人がバトンをつなぎ、38秒10でフィニッシュした。

順位はこの組の6着で、予選通過となる3着以内に入れなかった。タイムでも、順位通過できなかったチーム中3位で、上位2チームに入れず予選落ちした。

予選2組を順位で通過したのは、中国(37秒92)、カナダ(中国と0.002秒差の同タイム)、イタリア(37秒95)。

ギレスピーはレース後、何が悪かったのかとの質問に、「正直言って、よく分からない」と答えた。

「来年の世界(選手権)と次のオリンピックは絶対に勝たなくてはならない。これは受け入れられない」

今大会の100メートルで銀メダルを取ったカーリーは、「ただうまくいかなかった。言い訳はしない」と話した。

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日本は全体9位のタイム

これに先立つ予選1組には日本が出場。多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴の順で走り、3着となった。1着はジャマイカ、2着はイギリスだった。

日本のタイムは38秒16。アメリカより遅い全体9位のタイムだったが、着順で決勝進出を決めた。ジャマイカは予選トップの37秒82、イギリスは38秒02だった。

順位通過の計6チームに加え、全体タイム順でドイツ(38秒06)、ガーナ(38秒08)が決勝へと進んだ。

カール・ルイスさんが酷評

予選を通過できなかったアメリカについて、米陸上界の伝説的存在のカール・ルイスさんは、「すべてがまずかった」とツイッターで評した

「バトンパスのシステムがまずく、選手たちの走りもまずく、リーダーシップを取る人がいなかったのも明らかだった」

「まったく恥ずかしいレースだった。私が目にしたAAU(アマチュア運動連合)の少年たちより悪く見えるなんて、アメリカ代表チームとして到底受け入れられない」

バルセロナ、アトランタ、シドニーの五輪3大会で計4つの金メダルを得ている米短距離走選手マイケル・ジョンソンさんも、ツイッターで、「これはロケット科学じゃない。全速力で走っている2人の人間が20メートルの間でバトンを交換するには、練習が必要だ! 恥ずかしいしばかげている」と書いた。

アメリカの4×100メートルリレーチームは、2019年世界選手権で優勝した。

しかし、オリンピックの金メダルは、2000年シドニー五輪が最後。2004年アテネ五輪で銀メダルを取って以来、メダルからも遠ざかっている。