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ユーチューブ、ボルソナロ大統領の動画を削除 新型ウイルスの誤情報で
動画サイトの米ユーチューブは21日、新型コロナウイルスの誤情報を拡散しているという理由から、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領が投稿した動画15本を削除したと発表した。
決定については、イデオロギーや政治観ではなく、自分たちのコンテンツポリシーにもとづく判断だと説明している。
ボルソナロ大統領はパンデミックが始まって以来、新型ウイルス対策のロックダウンやマスク着用、ワクチンなどに否定的な発言を繰り返している。
地元メディアによると、大統領府はユーチューブの判断についてコメントしていない。
ボルソナロ大統領のチャンネルは、週ごとの国民に向けた演説や、さまざまな問題についての閣僚とのトークなどが投稿されている。また、生配信も行っている。
ニュースサイト「オ・グロボ」によると、削除された動画のうちの1本では、エドゥアルド・パゼロ元保健相が、新型ウイルスをエイズウイルスと比べる発言をしていた。
その動画の中でパゼロ氏は、「HIVウイルスのパンデミック後もHIVは存在している。感染する人もいるが、ほとんどは治療され、人生が続いてく」と述べている。
また米CNNの放送を抜粋した別の動画では、ブラジル人の医師が「ヒドロキシクロロキン」や「イベルメクチン」といった薬をCOVID-19の治療薬として推奨していた。
ユーチューブは、これらの薬物を効果的な治療法として促進するコンテンツは禁止していると説明している。
また、マスクを着用しても感染抑制にはならないと主張する動画も禁止しているという。
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ボルソナロ大統領のオンラインコンテンツが規約違反で削除されたのは、これが初めてではない。
ツイッターとフェイスブックは昨年、同大統領が社会的距離を取る施策に反対し、感染率が上がればブラジルに免疫が行き渡ると発言した動画を削除した。
ブラジルはパンデミック中、世界で最も感染率や致死率の高い流行の波に襲われており、大統領のパンデミック対策が大きな批判を呼んでいる。
ブラジル議会は4月、政府の新型コロナウイルス対策について調査を開始した。