探査機「はやぶさ2」、2度目のタッチダウンに成功

日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、無人探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」のクレーターから岩石標本を採取するための着陸に成功したと発表した。

タッチダウンと呼ばれるミッションは2月に続いて今回が2度目。成功が伝えられると、制御室からはほっとした声と歓声があがった。

はやぶさ2は4月に衝突実験を行い、リュウグウに人工のクレーターを作った。このクレーターから採取する標本は、小惑星の内部のもので、地表面で風化していない。

これにより、太陽系の起源などについて新たにデータが採取できると期待されている。来年にも、採取した標本を地球に持ち帰る予定だ。

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45億年前の残存物

幅900メートルほどのリュウグウ(確定番号162173)は、地球から約2億9000万キロメートル離れている。

非常に原始的な種類の小惑星に分類され、太陽系初期の形を残しており、約45億年前の宇宙環境や化学物質の証拠が残っている可能性がある。

はやぶさ2は2014年12月3日、日本南部の種子島宇宙センターから打ち上げられた。

リュウグウは、太陽系の起源となった物体の残存物を含んでいる可能性がある。その中には、地球での生命誕生に重要な役割を担った化学物質が含まれるかもしれない。

水分や炭素を多く含む有機物質、レアメタルなどが含まれる可能性もあるという。

レアメタルをめぐっては、複数の企業が小惑星での鉱山事業に興味を示している。