モスク銃撃犯をテロ容疑で起訴 ニュージーランド

ニュージーランド警察は21日、3月にクライストチャーチで起きたモスク(イスラム教礼拝所)銃撃事件の犯人をテロ行為で起訴したと発表した。

この事件でオーストラリア国籍のブレントン・タラント被告(28)は2カ所のモスクを襲撃し、51人が死亡した。

タラント被告はすでに、殺人罪と40件の殺人未遂罪で起訴されており、6月に出廷予定。

一方、BBCのハウェル・グリフィス記者によると、ニュージーランド国内ではこの事件に対テロ法を適用することについては賛否があるという。

テロ法に基づく罪状の場合、裁判は期間が長くなる傾向があるほか、公開裁判によって過激派の言い分が広められてしまう可能性がある。

ニュージーランド政府はこの事件を受け、銃規制の強化を発表。数週間後には議会が半自動小銃などの所持や販売を原則禁止する法案を可決した。

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タラント被告は4月にビデオ中継で出廷し、裁判官から精神鑑定を受けるよう命じられた。まだ罪状認否は行われていない。

白人至上主義者を自称するタラント被告は、犯行をほのめかす罵詈雑言にあふれた長文の声明をインターネットに掲載していた。

こうした状況を受け、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は政府やテクノロジー企業などに過激派コンテンツへの対応を改善するよう求めている