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イランのザリフ外相が突然の辞意表明、核合意に貢献
イランのモハンマド・ジャヴァド・ザリフ外相(59)は25日、自分のインスタグラムで辞意を表明した。在任中の「欠点」について謝罪している。
ザリフ氏は2015年7月にイランと西側諸国が核開発について合意した「包括的共同行動計画」の交渉において、重要な役割を果たした。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領が核合意からの離脱を表明して以来、合意の先行きが懸念されている。
イラン国営通信IRNAは、外務省報道官の話としてザリフ氏の辞任を確認している。
ザリフ氏はアメリカで教育を受け、米デンヴァー大学で国際法の博士号を取得している。
イランの国連大使を務めた後、2013年に穏健・対外的な国策を約束したハッサン・ロウハニ大統領が就任した際に外相となった。
辞任の理由は?
全く明らかになっていない。ザリフ氏はインスタグラムでイラン国民と政府への感謝を述べたものの、辞任の理由を明らかにしなかった。
また「外相職に留まれないこと、在任中の全ての欠点についてお詫びする」と書いている。
他のソーシャルメディアと違い、インスタグラムはイランでブロックされていない。
ザリフ氏の辞意をロウハニ大統領が了承するかどうかも、不透明だ。大統領の首席補佐官はツイッターで、辞任を了承したという報道を否定した。
ザリフ氏は、核合意からアメリカが離脱して以来、イラン強硬派の圧力にさらされていた。
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25日には、シリアのバシャル・アル・アサド大統領とイランの最高指導者アリ・ハメネイ師がテヘランで会談したが、そこにザリフ氏の姿はなかった。
イランはシリア内戦で、シリア政府の主要な支援国だった。ロシアを除けば、今回のテヘラン訪問はアサド大統領にとっては2011年の開戦以来の外遊だった。
核合意はどうなる?
イランとアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア、ドイツが2015年に結んだ核合意では、イランが核開発を制限する代わりに経済制裁が緩和された。
しかし、トランプ大統領はこの合意は「ひどい」もので、イランの核開発やシリアなど国外での活動を抑制するには不十分だと指摘。昨年には合意からの離脱とイランに再度制裁を課すと発表した。
アメリカ以外の加盟国は合意を継続することを確認し、ザリフ氏はその有効性を保つ急先鋒だった。
イランは、核開発は完全に平和目的だと主張している。イランが合意を順守しているかは国際原子力機関(IAEA)が評価しているが、IAEAはイランが約束を守っていると述べている。
イランは世界最大の産油国の一つで、毎年の輸出額は数十億ドルに上る。その一方で国内経済は低迷しており、物価上昇や通貨リヤルの下落を受けて大規模な抗議運動が相次いでいる。
ザリフ氏の辞意表明を受けてアメリカのマイク・ポンペオ米国務長官はツイッターで、「ザリフ氏の辞任を聞いた。今後どうなるかは分からない。何にせよ、ザリフ氏とロウハニ大統領は汚職にまみれた宗教マフィアのフロントマンに過ぎない。ハメネイ師が全てを決めている。我々の方針は変わらない。イラン政府は普通の国のように振る舞い、国民を尊重するべきだ」と述べている。