英首相に近い下院議員が辞職 倫理ルールめぐる「身びいき」批判される英政府

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イギリス政界で今月初め、倫理規定違反を指摘された与党・保守党の下院議員の処遇をめぐり、政府対応が二転三転する騒ぎがあった。

ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)などについてボリス・ジョンソン首相の盟友だったオーウェン・パターソン下院議員について、関連企業に便宜供与したロビー活動が議会規則違反にあたると議会基準委員会が報告した。すると政府と与党は当初、議員行動を審査する同委員会の手順が不公平だとして、手順そのものの見直しを決めた。

しかし、政権に近い議員を身びいきしてルールを変えるのかと与党内からも強い反発が起こり、ジョンソン政権は急きょ方針を転換。パターソン氏は議員辞職に至った。

かねてジョンソン氏に批判的な保守党のジョン・メイジャー元首相は、BBC番組でジョンソン政権が「腐敗」していると厳しく批判した。

11月3日から4日にかけてジョンソン政権が方針転換をした後、英紙オブザーヴァーが実施した世論調査では、保守党の支持率は前週から3ポイント下がった。ジョンソン首相の支持率は30%で、「支持しない」が「支持する」を20ポイント上回った(前週は16ポイント)。

ふだんは保守党を支持する保守派メディアも「政府の腐敗」と批判した騒ぎについて、BBCのロズ・アトキンス司会者が解説する。