韓国南部などで洪水と土砂崩れ、少なくとも17人死亡

韓国で数日間にわたる豪雨による洪水と土砂崩れが発生し、これまでに少なくとも17人が死亡した。同国の災害対策本部が20日発表した。

現在も救助活動が続いており、行方不明者は11人に上っていると報じられていることから、死者数がさらに増える可能性があると懸念されている。

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は20日、被害の大きい地域を特別災害地域に指定するよう指示。政府は複数の機関による復旧支援体制を立ち上げた。

尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官は、地方自治体に対し「利用可能なすべての資源」を迅速に動員するよう要請した。

20日に撮影された映像では、土砂崩れの被害を受けたリゾート地・加平で、損傷した橋を住民が泥に足を取られながら渡り、避難所へ向かう様子が映っている。

AFP通信は政府関係者の話として、加平郡で土砂崩れが発生し、複数の住宅が土砂に飲み込まれて2人が死亡したと報じている。

19日に撮影された映像によると、忠清南道のある村が、土砂とがれきに覆われる被害が発生した。

被害の多くは韓国南部に集中しており、山清郡では6人が死亡、7人が行方不明となっている。

激しい洪水により数千の道路や建物が損壊・浸水し、農地への被害や家畜の大量死も報告されている。

現地メディアによると、16日に今回の豪雨が始まって以降、郡全体で約1万人が自宅から避難し、4万1000世帯以上が一時的に停電を経験した。