バーナム英首相、ウクライナ支援継続を現地で誓う ロシアの「言語道断の脅迫」にひるまない姿勢強調

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イギリスのアンディ・バーナム首相は24日、就任以降初めて公式訪問しているウクライナで、ロシアからの「言語道断の脅迫」にひるむことなく、イギリスはロシアに圧力をかけ続けると誓った。
バーナム氏はキーウで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談。また、キア・スターマー前英首相の下でイギリスとフランスが設立した「有志連合」の初会合で議長を務めた。
バーナム氏は会合で、有志連合の同盟各国がウクライナを守るため、「自国の備蓄を使い、他国が備蓄を使うのを支援する」など、「できる限りのことをしている」と強調。「今こそロシアへの圧力を維持し、この違法な戦争の資金調達を困難にすべきだ」と述べた。
また、ウクライナ国民の「強さ」を称賛し、「ウクライナはヨーロッパを守ってきた。私たちの安全保障を弱める存在ではなく、ヨーロッパの安全を守る最前線だ」と強調した。
バーナム氏はさらに、米議会に対し、ロシアへの経済的圧力を「強化」するよう求めた。
英政府は、同国の巡航ミサイル「ストームシャドウ」のフランス版「スカルプ」について、イギリス製部品の設計図をウクライナに提供することに合意している。これにより、ウクライナは長距離ミサイルの国内生産が可能となる。
イギリスのこうした対応について、ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は、平和実現への「わずかな進展さえ」妨げるものだと批判している。
ペスコフ氏は24日、ウクライナ側のミサイル製造拠点の場所を特定し、破壊するためのデータを、ロシア軍がすでに収集していると記者団に説明。「イギリスはこの戦争において、キーウの政権側に立って関与している。イギリスは組織的に繰り返し火に油を注いでいる」と述べた。
これに対し、バーナム氏は、「誰が火をつけたのか? 問題は、そこじゃないのか」と発言。有志連合の会合では、ロシアのミサイルの迎撃が主要議題になるとの考えを示した。

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バーナム氏は、ここ数週間でロシアによるウクライナへの攻撃が激しさを増すなか、ウクライナを支持する姿勢を改めて表明している。
有志連合の会合後、バーナム氏、共同議長のフランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、共同声明を発表。ウクライナの防空能力の強化を「喫緊の優先事項」とするとした。
共同声明はまた、ロシアによる「ウクライナの都市、重要インフラ、民間人に対する組織的かつエスカレートしている攻撃」を非難。「制裁と『影の艦隊』に対する行動を通し、ロシアの戦争資金を締め付ける」と誓った。
有志連合は、ウクライナを含む34カ国からなる。加盟各国はこの日、キーウでの集まりに直接出席するか、あるいは映像を通し、会合に参加した。「各国首脳はウクライナの独立を支援するという決意を、改めて表明した」と声明で述べた。
欧州連合(EU)は、ウクライナの防空能力強化のため、61億ユーロ(約1兆1300億円)の軍事支援の実施を発表している。これは、EUからウクライナへの総額900億ユーロの融資の一部。
イギリスとウクライナはまた、新たな軍事技術提携を発表。イギリスの専門家がウクライナの「アヴェンジャーズAIラボ」のデータベースにアクセスできるようにした。
英首相官邸によると、ウクライナはセンサーとカメラを使って戦場各地でデータを収集しており、そのデータを、両国が直面する「国家安全保障上の主要課題の解決」のための人工知能(AI)モデルの学習に利用できるという。

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バーナム氏は24日朝、ウクライナの国立軍事記念墓地で、ウクライナ兵の墓に花をささげた。
英首相はまた、キーウの聖ソフィア大聖堂前で開かれた独立記念日の式典で、イギリスのウクライナ支援をたたえる賞を、英国民を代表してゼレンスキー氏から受け取った。
バーナム氏は式典での演説で、ウクライナのロシアに対する抵抗を、イギリスのナチス・ドイツとの戦いになぞらえ、「私の国は20世紀に、ヨーロッパの自由の炎をともし続けた。みなさんは、その炎を21世紀にともし続けている」と述べた。

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英政府は英防衛企業MBDAに対し、スカルプミサイルの部品に関する情報を機密解除する。ウクライナとフランスが、同ミサイルの組み立てラインをウクライナ国内に設置することを目指しているのを受けた措置。
スカルプとその英製バージョンのストームシャドウは、すでに英仏両国からウクライナに供与されており、ロシア国内の軍事目標への攻撃に使用されている。
ウクライナは、ロシアの弾道ミサイルに対抗するため必要だとして、パトリオット迎撃ミサイルの供与も望んでいる。頼りにしてきたアメリカが、自国の備蓄をイランとの戦争で大きく減らし、ウクライナへの供与を絞っているため、ウクライナはロシアの攻撃に脆弱(ぜいじゃく)な状態にある。

バーナム氏はキーウ訪問に先立ちさらに、ウクライナとイギリスの友好関係は「ロシアの違法な戦争よりも長く続く」と述べ、「ロシアは我々の決意のほどを疑うべきではない。公正で永続的な平和が実現するまで、我々は決して後退しない」と付け加えた。
この発言は、ウクライナがロシアのインフラ攻撃を強化するにあたり、イギリス製のドローンを使用したことに対し、ロシア政府がイギリスに警告したことを受けたもの。
ウクライナはこのところ、ロシアの首都モスクワ周辺やその他のロシア地域への長距離攻撃を強化。石油精製所や、国内最大のオンライン小売業者ワイルドベリーズの倉庫などを標的にしている。















