「知らなかったという言い訳は許されない」 トゥーンベリ氏がイスラエルと各国政府を非難
イスラエルは6日、パレスチナ・ガザ地区に海路で向かっていたところを拘束した、スウェーデンの気候変動活動家グレタ・トゥーンベリ氏(22)を含む親パレスチナ活動家ら170人を国外追放した。
親パレスチナ活動家たちは1日、ガザ地区に援助物資を届けるための船団で、イスラエルの海上封鎖の突破を試みたところを拿捕(だほ)され、同国内の刑務所に勾留されていた。
トゥーンベリ氏は6日、ギリシャ・アテネの空港に到着すると、花束を渡されて歓迎された。数十人の支持者から歓声を受ける中、拳を突き上げて応じた。
空港で演説したトゥーンベリ氏は、「私たちの目の前で今ジェノサイドが起きている。私たちのスマートフォンで生中継されるジェノサイドだ。知らなかったという言い訳は、誰にも許されない」と語った。
また、各国政府がガザの窮状に対して「最低限の対応もしていない」と非難。「国際社会の仕組みはパレスチナ人を裏切っている。最悪の戦争犯罪すら防げていない」と述べた。
さらに、「何百万もの人々を違法な包囲の中で意図的に飢えさせるほど、人間がそこまで非道になれるとは、私には決して理解できない」と語った。
イスラエル外務省はこれまでに、活動家の集団「グローバル・スムード船団(GSF)」の42隻の船に乗っていた479人のうち、341人の国外退去を発表している。
残る138人の活動家は、イスラエル国内で拘束されたままとなっている。GSFによると、5日時点で40人以上がハンガーストライキを行っているという。
GSFは船団の目的について、「ガザに対する違法な包囲を海路で打破し、人道的回廊を開き、パレスチナ人に対する継続的なジェノサイドを終わらせることだ」と述べた。
また、イスラエル軍による阻止行為は、国際海事法および人道法に違反していると主張した。
一方、イスラエル当局は、合法的な封鎖を実施したと説明。船団が運んでいた支援物資は計2トンに過ぎなかったとして、「宣伝目的のパフォーマンスだ」と非難した。









