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米ケンタッキー州の銀行で従業員が銃撃、同僚ら5人死亡
アメリカ南部ケンタッキー州ルイヴィルの銀行で10日、従業員による銃撃があり、5人が死亡した。警察が発表した。容疑者の従業員は、犯行の様子をインスタグラムでライブ配信していたとされる。
警察などによると、午前8時半ごろ、市中心部にあるオールド・ナショナル・バンクで銃撃があった。
警察は通報から3分足らずで現場に急行し、銃撃戦の末にコナー・スタージョン容疑者(25)を射殺したという。
死亡した5人は40~64歳で、ほかに9人が負傷した。うち1人は、2週間前に警察学校を卒業して任官されたばかりの新人警官(26)で、頭を撃たれ手術を受けたが重体だという。
現場にいた2人が現地放送局WHAS-TVに語ったところでは、従業員らが集まっていた1階の会議室で最初の銃撃があった。
「隣にいた人が撃たれた。その時に出た血が私に付いた」と、男性は自分のシャツを指さしながら話した。
警察はスタージョン容疑者がAR-15タイプの半自動小銃で銃撃し、その様子をインスタグラムで中継していたと発表した。
インスタグラムを運営する米メタは、「今朝あったこの悲劇的な事件のライブストリームをすぐに削除した」とした。
妻がこの銀行に勤務しているケイレブ・グッドレットさんは、銃撃が始まった時、妻は金庫の中に閉じこもっていたと現地メディアに話した。
現場にいた別の人たちは、警官と容疑者の銃撃戦を見たと話した。
解雇予告を受けていたか
スタージョン容疑者はオンラインのプロフィールで、オールド・ナショナル・バンクの「シンジケーション・アソシエイト」、「ポートフォリオ・バンカー」などと説明されている。
3度の夏休みを使って同行でインターンを経験し、昨年、フルタイムの従業員として入行していたとされる。
当局によると、警察が接触したことはなかったという。
米メディアによると、容疑者は最近、同行から解雇を予告されており、10日に出勤する前に、銃乱射計画に関するメモを書き残していたという。
「邪悪な暴力行為」
ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事は、銀行の上級副社長で友人のトミー・エリオット氏(63)が犠牲者の1人だと明らかにし、「私が法律家としてのキャリアを築き、知事になるのを助けてくれた」と振り返った。
オールド・ナショナル・バンクのジム・ライアン最高経営責任者(CEO)は、「この悲劇の影響を受けたすべての人を思い、祈り続けている」と述べた。
ルイヴィル市のクレイグ・グリーンバーグ市長は、今回の銃撃を「標的を絞った邪悪な暴力行為」だと非難した。市長は昨年、選挙事務所に乱入してきた精神障害のある男性に銃撃された。
アメリカの銃暴力データを集めているNPO「銃暴力アーカイブ」によると、4人以上が銃撃された大規模な銃殺傷事件は、アメリカで今年これまでに少なくとも146件発生している。4月に入ってからだけでも、少なくとも15件に上っている。
ジョー・バイデン大統領は10日、「あまりにも多くのアメリカ人が、不作為の代償として命を失っている」とツイートし、議会に銃規制強化の法案を可決するよう求めた。
ケンタッキー州は、21歳以上の成人のほとんどが免許なしで銃器を購入、携帯できる米26州のうちの一つ。