ゼレンスキー氏はじめ各国首脳、それぞれの立場で戦争に言及 国連総会や安保理で
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日、米ニューヨークで始まった国連総会の一般討論で演説した。ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ゼレンスキー氏が国連本部で直接演説するのは初めて。
一般討論では、ジョー・バイデン米大統領をはじめ各国首脳も、それぞれの立場からロシアによる侵攻への姿勢を表明した。各国は共通の立場や解決策を模索するものの、現状の解決方法について立場の違いもあらわになった。
ゼレンスキー大統領は20日には安全保障理事会に出席。ロシアが同理事会の常任理事国として拒否権を持つことを念頭に、「侵略者の手に拒否権があるせいで、国連は膠着(こうちゃく)状態に陥っている」と批判し、国連総会の3分の2が支持すれば、安保理での拒否権行使を無効にできるよう、憲章の改正を求めた。しかし現状ではこの改正案そのものが、安保理採決で拒否権行使の対象になる。
この日の安保理にはロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相も出席したが、ゼレンスキー氏らウクライナ代表団が退場するまで、ラヴロフ氏は入室しなかった。
ロシアの侵攻開始後に初めて安保理に出席したゼレンスキー氏について、会合冒頭にはロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使が、理事国15カ国の代表より先にゼレンスキー氏が発言することに抗議した。
これに対して現在の議長国アルバニアのエディ・ラマ首相は、「解決策がある」とロシア大使に返答。「もしロシアが、戦争をやめると合意するなら、ゼレンスキー大統領はここで発言しない」と返した。




