
ウジョンクロン国立公園で撮影されたジャワサイの母親と子供たち。公園配布資料。
インドネシア・ジャワ島のウジュンクロン国立公園で4月~7月にかけて、絶滅寸前のジャワサイの赤ちゃんが3頭、撮影されていたことが明らかになった。「健康そう」で、別々の母親から生まれているため、保護団体からは種の将来を期待する声も出ている。
確認されている個体はこれで57頭から60頭に増えた。
保護団体インドネシア・サイ基金のウィドド・ラモノ代表はAFP通信に対して「素晴らしい知らせだ。あとは安全を確保していくだけだ」と述べた。

ジャワサイとは
学術名: Rhinoceros sondaicus.
絶滅危惧種に分類されている。
体重900~2300キロ、体長150~170センチ。
オスのジャワサイには長さ約25センチの角が1本ある。
平均寿命は推定30~40年。
メスは5~7歳で性成熟し、約3年に1度、1頭の子供を出産できる。
(出典: IUCN/IRF)


ウジュンクロン国立公園の職員が2013年11月に、サイの足跡を採取
東南アジアのジャングルを自然の生息地とするジャワサイはかつて、アジアで最も広範囲に生息するサイの種類だった。しかし2011年にベトナムの最後の個体が密猟で殺されたのを最後に、現在ではウジュンクロン公園にしかいない。
ジャワサイは、その角が漢方薬などの成分として中国やベトナムで使われたため、アジア各地で激しい狩りの対象となり、激減した。